忍者ブログ

smutch | that's not enough.

Home > ブログ > > [PR] Home > ブログ > diary > 消えてゆく想い出

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

消えてゆく想い出

もうすぐ4月1日ですが、ひとつの鉄道路線が廃止になります。
茨城県石岡から鉾田を結ぶ、鹿島鉄道(鉾田線)です。

2003年当時ですが、当時の携帯電話でとった写真が残っていました。
鹿島鉄道(石岡)(石岡駅構内にて映す)








転職してしまったので、茨城の現場に行くことがなくなったために、
その後この路線に乗ることはありませんでしたが、
かつては、何回も乗った鉄道でした。
(転職先の会社でも取引はあるが、部署が違うので関係ないのと、行くとしても、車らしい)

霞ヶ浦近くのののどかな風景を見ながら、単両のディーゼル列車にのって
車に抜かされつつも現場を行き来していたのは、今でも忘れない想い出です。

年末ぎりぎりに現場に呼び出された時に乗ったり、
最終列車に飛び乗ったりしたけど、東京まで帰ることができない列車だったり…
なにより、(大げさだけど)仕事でつらい目にあったりして悩んだときに
この電車の中で、いろんなことを考えたりしたりとかがあったので…。


鹿島鉄道の歴史は古く、鹿島神宮の参拝用として建設を予定したようですが、
結局鉾田とまりとなってしまい、非常に中途半端な路線でした。
戦後は航空自衛隊百里基地の貨物輸送で食いつないでいたようですが、
貨物輸送が停止されてしまった現在では、最終的には採算をとることができず、
鹿島鉄道対策協議会の検討むなしく、経営上の親会社となる関東鉄道から
見放されてしまい、バス路線への転換となってしまったようです。
3セクにするほどの需要もなかった、というのも事実だったんですね。

鹿島臨海鉄道の開通後では、鉾田においては、鹿島鉄道の鉾田駅より、
鹿島臨海鉄道の新鉾田駅(鉾田駅から車で10分)の方が主体的な
役割を担ってしまっており、確かに少々不便ではあったのかもしれません。
また、沿線においても昭和から続いているモータリゼーション化の
典型的なパターン通り、車のほうが断然便利という事実も否めないのでしょう。

かなり古い列車を大事に使っているということもあり、
製造者が「鉄道省」となっている列車が現役で走っていたりしたので、
ちょっと興味を引くところもありましたが…。

廃線、非常に残念です。

ちなみに、鉾田駅前のワインバー「アローム」という店、
地元の人には申し訳ないですが、片田舎に似合わないほど
ステキなお店で、何回も足しげく通った覚えがあります。
こちらも、どうなってしまうんでしょうね。


近々、車でたずねてみようと思います。
PR

Comment0 Comment

Comment Form

  • お名前name
  • タイトルtitle
  • メールアドレスmail address
  • URLurl
  • コメントcomment
  • パスワードpassword

PAGE TOP